【英語の勉強方法】1ヶ月でビジネス英語を話せるようになるために抑えるべきポイント

英語学習

現在は新型コロナウイルスの影響で減りましたが、以前は「来月から急な海外出張が決まり英語で話す機会があるので、1ヶ月で英語を話せるようにするにはどのようにすれば良いか?」という相談を何度か受けました。

相談者は大体30代前後で、基本的な大学までの英語教育を受けて以降は英語に触れていない人ばかりです。

結論から言うと1ヶ月で英語をネイティブ並にするのは、もちろん無理です。

しかし目的に合わせて、最低限のポイントを抑えることで、目的に応じて乗り切ることは可能です。

目的とイメージを設定する

今回は、短期の海外出張やビジネスカンファレンスへの参加など、急にビジネス英語を話さなくてはいけない場面に遭遇した場合を想定します。

1ヶ月〜3ヶ月などの短期間の場合は、相手の話していることの20%〜30%程度しかわからないと思います。

つまり、話している内容のほとんどが分からなくて当然なので、パニックしないようにしましょう。

目指すべき姿

  • 相手の話していることの内容がなんとなくわかる
  • 自分が話す単語は正しく伝える
  • 自分のビジネスに関わる受け答えはできるようにする

こうした事に絞った学習をおすすめします。

捨てるものは明確にする

アメリカのネイティブのリズムで、流暢にジョークを交えながらビジネスの会話ができると、かっこいいですよね?しかし日本でビジネスをしている社会人で、このレベルの人は1%もいないように感じます。

まず最初に捨てるべきは、発音です。

日本人がイメージする流暢な英語はアメリカの英語だと思いますが、世界にはイギリス英語やインド英語、シンガポール英語、フィリピン英語など、公用語が英語の国でも様々な発音があります。

またヨーロッパでは、母国語以外で英語をビジネスで使用するため、スペイン語アクセント、フランス語アクセント、ドイツ語アクセント、イタリア語アクセントなどもあります。

同様にジャパニーズアクセントもあります。

つまり、日本人が学校の授業で教わる英語の発音も、英語が下手なのではなく、ジャパニーズアクセントというだけなので自信を持っていいのです。

アメリカ英語っぽく、巻き舌でそれっぽくする練習は。逆に聞き手がわかりづらくなるのでやめておきましょう。

また、文法も数ヶ月で正しく会話に取り入れるのは難しいので、諦めましょう。

(最初の目的が、話す事でなく文章を書く事であれば、文法に時間を使う必要はあります。)

英語で映画やドラマを見る

通勤の時間、帰宅後、寝る前など空いている時間はずっと英語で映画やドラマを見ましょう。

可能であれば字幕も英語にしてください。

おすすめは既に日本語字幕などで、鑑賞済みの内容がわかっている作品の視聴です。

目的

  • 英語のリズムに耳を慣れさせる
  • 言葉を使うシチュエーションを映像も交えて覚える
  • 会話のネタにする

単語自体を知っていても、どのような発音で話されているかを知る必要があります。

自分の発音は練習しなくてもいいですが、どのような発音で相手が話すかは知っておかないと、話の流れについて行けなくなってしまいます。

また、Hi, how are you doing?など単純な挨拶でも実際に映像を見ながら、受け答えのイメージを見ておきましょう。

もう一つは、流行りのドラマなどを見ておくと、共通の話題が出来て会話がはずみます。

必須の発音を抑える

発音は捨てるべきと上述しておりおますが、捨ててはいけない発音もあります。

それがこちらです。

  • LとR
  • BとV
  • ThとS

これらは基本であると同時に、正しく発音しないと、せっかく勉強した単語が相手に伝わらない可能性があるのでしっかり違いを覚えましょう。

練習する単語

LとR

日本人が無意識に発音すると大体Rの発音になっています。

練習する単語としては“Really” `がおすすめです。

reallyの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

BとV

日本人が無意識に発音すると大体Vの発音になっています。

練習する単語としては“Very” がおすすめです。

veryの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

ThとS

日本人が無意識に発音すると大体Sの発音になっています。

練習する単語としては“Teeth” がおすすめです。

teethの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

慣れたら”Thriller”も試してみましょう。

thrillerの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

これらの発音は流暢さとは関係なく、正しく言葉を発するという意味で必要なものなので覚えましょう。

数字(金額)

ビジネスで英語を使用する際に、意外と苦戦するのが数字です。

アメリカであれば単位も違うことが多いため、数字を思い出して、訳して、単位を変えてというのが忙しいです。一方で、ビジネスでたとえば会社の売上高や従業員数を質問された場合に答えられないと、恥ずかしいですよね?

少なくとも数字や金額は、ある程度自分が所属する業界で必要な桁まで、英語で脳内変換できるようになっておきましょう。 

数字円:ドル(100円:1ドル換算)
1万:ten thousand1万円:$100 
10万:a hundred thousand10万円: $1000
100万:a million100万円:$10 thousand (1万ドル)
1000万:ten million1000万円:$100 thousand (10万ドル)
1億:a hundred million1億円:$1million (100万ドル)
10億:a billion10億円:$10 million (1000万ドル)
100億:ten billion100億円:$100 million (1億ドル)
1000億:a hundred billion1000億円:$1 billion (10億ドル)
1兆:a trillion1兆円:$10 billion (100億ドル)
10兆:ten trillion10兆円:$100 billion (1000億ドル)
100兆:a hundred trillion100兆円: $1 trillion (1兆ドル)

業界用語

自社や自社の業界特有の言葉があれば、あらかじめ適切な英語を見つけておきましょう。

もし会社が英語の会社案内を作成している場合などは、しっかりとポイントとなる単語は英語で覚えておきましょう。

基準は自分が話す可能性がある内容のなかで、頻繁に出てくる用語や名詞です。

業界用語を知っているか知っていないかが、「専門性はあるが、英語が出来ない人」と「バカな人」が分かれます。

まとめ

短期間で英語をネイティブのように話すには無理です。

なので準備期間が短い場合は、目的を明確にしてポイントを絞る必要があります。

特にビジネスにおいて、世界的には英語は日本語で言うと敬語くらいできて当然です。

それが苦手となると、かなりのハンデとなります。

なので、リスペクトを得るためには、最低限自分の専門分野については、話についていけるようにしておく必要があります。

英語を学習するうえで大切なのは、インプットとアウトプットです。

本日はインプットを中心に説明しましたが、余裕があれば英会話スクール等でアウトプットをして知識を定着させるのが有効です。

プログラムでの優劣は、大手であれば、正直ほとんどないと思います。

レアジョブ英会話

ポイントは自分がとにかく話してみることです。

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