【幸せな人生とは】ハーバード史上最長の75年の人生研究結果でわかった3つのこと

海外の偉人

幸せな人生を送るにはどうすればいいか?

長年のテーマであり、新型コロナウイルスの影響で働き方が変わり、より一層関心が高まっているテーマだと思います。

ミレニアル世代に行ったある調査で人生の成功について質問したところ

80%の人はお金持ちになることと回答しました。

また、50%が名誉を手にすることと回答しています。

私たちは一丁懸命に働いて成功することが、幸せな人生を送ることだと教えられています。

幸せになる秘訣はなんでしょうか?

人生の選択を繰り返すことで、最終的にどんな人生になるかがわかれば、どのように生きていけばいいかが分かります。

実はハーバード大学でこの研究が行われ、既に結論は出ているそうです。

この記事ではこの研究についてのTEDでのプレゼンについて解説していきます。

Robert Waldinger: What makes a good life? Lessons from the longest study on happiness | TED

スピーカーのロバート・ウォールディンガー(Robert Waldinger)はハーバード大学の心理学者です。

アメリカのアイオワ州で育ち、ハーバード大学、ハーバード医学大学院を卒業しています。

ハーバード大学の研究とは

ハーバードの成人発達研究チームは子供が大人になるまで観測することで、どのような行動が人生にどんな影響を及ぼすかを研究しました。

この研究は75年間にわたって724人の男性を追跡しており、この話をしているRobert Waldinger教授は4代目となります。

このような研究は研究機関が長期にわたることで、予算が付きたり、意思が受け継ぐことなく研究者が亡くなったりと途中で中断してしまうことがほとんどです。

そのためこの研究結果は成人人生の研究の中で史上最長といわれています。

この研究では長年にわたり定期的に被験者の動向を観察し、どんな仕事をしているかや、家族のことを記録するだけでなく、医療記録を医者から取り寄せ、血液検査や脳検査などの身体的な検査も行い、どのような人生を送れば、幸せで健康的な人生を送れるかを調査しました。

そして75年たった段階でも、オリジナルの724名のうち60名は調査中です。

このほとんどが90代です。

それでなく現在はオリジナルの調査の724名の子供である2000人を調査しています。

1938年に始まったこの研究ではまず2つのグループの人から調査を始めました。

  • ハーバード大学の生徒
  • ハーバードのあるボストンで最も貧しい地域の子供たち

10代からこれらの少年たちの調査を行い、やがて少年たちは大人になり、工場で働く人や弁護士になる人、大工になる人などそれぞれ成長していきました。

中にはアメリカの大統領になった人もいたそうです。

その一方でアルコール依存症や総合失調症になった方もいたそうです。

ボストンの底辺の家庭環境から駆け上がり社会的に地位も名誉も手に入れた人もいましたが、その逆もいました。

この研究は今も続いています。

被験者は「なぜこんな平凡な人生に付きまとうのか?」と尋ねるそうです。

(ちなみにハーバードの生徒はこの質問をしないそうです。笑)

この研究から分かったことは何でしょうか?

どうやら3つのことが分かりました。

関わる人が多いと幸せ、孤独は毒

1つ目の結果は、関わる人が多い人は幸せで健康的な人生を送っているということです。

家族や友人、地域と良好な関係を気づけている人は、孤独を感じる人生を送っている人より健康で長生きする調査結果が出ました。

周囲との関係を避けてしまう人は、人生に幸せを感じづらく、中年期以降健康が悪化する比率が高いそうです。

脳の衰えも早いそうです。

ただ結婚をしていて家族がいれば孤独を感じないというわけではありません。

人間関係の質がいいほうが健康にいい

人との関わりが多いだけでは、幸せで健康的な人生を送るには不十分です。

むしろ仲が悪い人とずっと一緒にいることは、より健康に良くないとの結果が出ています。

不仲な夫婦生活をずっと続けるより、離婚して新しいパートナーを見つけたほうが健康な人生を送れるという結果も出ているそうです。

80歳の健康な被験者が50代にどのような生活を送っていたかを調べると、コレステロール値や高血圧はほとんど関係がなく、人間関係で満足していた人がほとんどだったそうです。

良好な人間関係を築けている人は、身体的に何か悪いことがあっても精神的に落ち込むことが少ないのに足し、人間関係に問題を抱えていると身体的な苦痛に拍車がかかります。

良い人間関係は記憶力の低下にも効果がある

3つめは、誰か頼れる人の存在があると、記憶力の低下が和らげられるという結果でした。

誰も信頼できる人がいないという人は、早期に記憶障害を発する人が多かったそうです。

もちろん常に仲良くしている必要はありません。

健康な人生を送る夫婦には小言を言い合う夫婦もいます。

しかし、本当に困ったときに必ず助けてくれるという信頼関係と安心感があるひとは、年をとっても記憶がはっきりしているという結果になったのです。

まとめ

人間関係が大事ということは、初めて聞いたことではないという方も多いと思います。

しかし実践できていますでしょうか?

人間は簡単な答えを求める生き物だそうです。

人間関係は複雑で面倒で、築くのに時間がかかります。

関係を維持することもとても困難です。

しかし、幸せな人生を送るために必要なことはすでに結果が分かっています。

改めて身近な人との関係を見直してみましょう。

長く連絡を取っていなかった家族に連絡を取ってみる。

すれ違いが増えてきた結婚相手としっかり向き合ってみる。

些細なことの積み重ねが、幸せな人生につながるかもしれません。

TEDはこのような人生の価値観が変わるような研究成果を見ることができます。

おすすめのTEDについてはこちらの記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。

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